Dスタイル イングラム2号機(コトブキヤ)その2
前回の記事では、仮組みまでが終りました。
今回は、仮組みした際に気になった部分を加工してみました。
【今回行う作業】
1.合せ目消し
パーツ同士を合わせたときに出る線で、パッケージにはない存在しないため、接着剤を使って消す作業を行います。
2.後ハメ加工
塗装後に、組立ができるようにする加工をいいます。
加工の前に、今回追加で用意した工具を紹介します。
スポンジヤスリと金属ヤスリ
スポンジヤスリは、タミヤ製品が入手しやすいと思います。それ以外ですと、ゴッドハンド製の「神ヤス!」もオススメです!!
金属ヤスリもタミヤ製品が手軽に購入できると思います。
まずは、右腕を分解してみました。
白い部分には、パッケージには無い線が垂直に1本出来てしまうので、これを消して1つのパーツにします。
まず、白いパーツ同士が合わさる面に、接着剤を塗ります。
接着剤は、時間短縮のために、瞬間接着剤を使用しました。
瞬間接着剤だからと言って”瞬間”で固まるわけでは無いので、1~3分程度の乾燥時間をとって下さい。
乾燥後、合せ目を中心に金属ヤスリで削ります。
番手の荒い320~400番の紙ヤスリでも十分削れます。
合せ目が消えてなければ、消えてない部分に瞬間接着剤を流し入れ、もう一度荒削りをして下さい。 荒削りが終ったら、600~800番の紙ヤスリで表面を整えます。
白いパーツのみ合せ目処理が終りましたが、これでは黒いパーツをはめる事が出来ません。
今回は白いパーツ、黒いパーツを塗装後に組立てられるように、後ハメ加工を行います。
黒いパーツの「T字」の接続ピンを、両端を切落すだけです。
これで、塗装後にはめる事が出来ます。
ただし、そのままでは固定出来ないので、塗装後に接着剤を使って固定します。
※合せ目・後ハメ加工は右腕のみです。
次は、脚部の合せ目を消します。
消し方は腕と同じように消していきます。
コトブキヤ製キットの特徴として、塗装済みパーツがあります。
塗装済みの部分を生かすのであれば、接着剤がはみ出ないように、慎重に接着を行って下さい。
太ももの白い部分はパッケージでも段差になっているので、誤って接着剤を塗らないように気をつけて下さい。
グレーで塗装されている部分の合せ目を消す際、関節の凹んだ部分にヤスリを入れにくいと思いますので、その時は紙ヤスリを筒状にしたり、スポンジヤスリを使用しましょう。
合せ目が消えたと思いますが、今度は元々あった線(グレーの線)が消えてしまいました。
これを元に戻すには、デザインナイフで「V字」に彫ってあげれば、簡単に復元できます。
次回は「パーティングラインの処理」を行います。
質問等ありましたら、コメント欄やメールフォームから気軽にご質問下さい。