旧キットを作ろう!!
前回の記事で、Dスタイル「イングラム2号機」の基本工作は終了しました。
残りは、首や腰、腕の関節などをグレーで塗り、スミレイ、クリアーで完成させても良いですし、全塗装をしても良いです。
塗装の工程は、どうするか迷ってます・・・
と言うことで、今回は「旧キット」について、ちょっと書いてみようと思います。
最近、当店ご利用の一部のお客様の間で、ガンプラの旧キット製作がブームになっています。
自分だけでなく、旧キットを作ったことの無いお客様も、旧キットを作り出して、80年代のガンプラブームのようで、見ていて面白いです(笑
当店の旧キットブームを作ったのが、こちらの作品→
HGやRG、MGには無い懐かしい感じが良いですね!!
こちらの作品は、旧キット「ザクマインレイヤー」を、説明書通りに組上げ、シャア専用に塗装したもの。
MSV当時のイラストは、まさにこのような感じです。
ただ、最近のキットの表現に慣れてしまうと、このザクでは満足できない方もいるかもしれませんね。
それに、「可動範囲が狭い、接着剤が必要、色分割がない」があるため、プラモデルを始めたばかりの方には、ちょっと難しいかもしれません。
パッケージがカッコイイ、設定画を忠実に再現している、パーツが少ないので短時間で組上げる事が出来る、旧キットは懐に優しい(笑)←結構重要です!等、色々と良い部分もありますが、それなりに加工が必要なのも事実です。
ですから、同じ機体がHGUC等で発売されているのでしたら、そちらを組む事も選択肢の1つと考えておくと良いでしょう。
さて良い点・悪い点ともに紹介したので、製作過程も少しだけ紹介します。
上の写真は1/144スケール「リックドム」のキット完成見本と、製作中の物です。
製作中の物は一部プラ板使って加工をしていますが、部位ごと見ると、キットのままなのが分かると思います。
旧キット改造に良くある「可動させるための関節」を追加せずに、当時の設定画のイメージを優先させて、ほぼ固定作品として仕上げます。
具体的には右の写真を参考にして下さい。
基本的には5mmプラ角棒と2mmアルミ線を使って、各パーツを接続しています。
※5mmのプラ角棒を、レジンの角棒にすると、加工がより楽に出来ます。
同じ事をボールジョイントやポリキャップで行うと、設置場所の確保や左右での位置調整など、想像以上に難易度が上がります。
しかし、アルミ線を使えば、強度もある上、左右での調整も簡単、ボールジョイントでは出来ない角度も再現できます。
この加工で、関節位置を任意のところに設定できますので、擬似的に延長加工をしたような効果も期待できます。
旧キットは低価格なものが多く、塗装や改造の練習用にするのも良いし、そのまま組立てて、当時の雰囲気を感じるのも、楽しみ方の1つだと思います。
最新キットにも負けない面白さを持つ「旧キット」、多くの方に楽しんで頂きたいです!!