神ヤス高番手(4000~10000)
今回もゴッドハンド製品のご紹介です。
今回は、「神ヤス高番手」を使い、飛行機のクリアパーツのパーティングライン処理をしてみました。
テストを行ったのは、ハセガワ製1/72スケール「F-14A」キャノピー(風防)です。
近年の飛行機模型のキャノピーは、実機のΩ型を再現するべき、パーティングラインがクリアパーツのセンターに入っています。
今までは、紙ヤスリやスポンジヤスリの1000~2000番を掛け、コンパウンド(液体のヤスリ)を2~3種類を使い整えた後、ワックスを塗って表面保護と言った具合でした。
複数のヤスリを使うため、面倒ではあるのですが、これがメジャーな処理の仕方です。
また忘れてはいけないのは、コンパウンドの成分によって、塗料が乗りにくくなる物もあるので、水洗いが必須です。
このよう面倒な手順を省略し、1つのアイテムで済む事が出来るのが、今回紹介する「神ヤス」になります。
では早速、クリアパーツのパーティング処理をやってみたいと思います。
まずは神ヤス1000番を使って、ザックリとパーティングラインを消します。
このとき、凸モールドを消さないように気をつけます。
ヤスリを掛ける際は、出来るだけパーティングラインの部分だけにすると、後々の処理が楽になります。
神ヤス4000番を使い、大きな傷を消していきます。
この時、力をいれずに、ゆっくりと時間を掛けて行うと、新たなキズも出来ませんし、パーツが割れたりするトラブルを防ぐことが出来ます。
ここまでで、タミヤ製コンパンド(荒目)ぐらいの表面に仕上ってると思います。
次が神ヤス6000番で磨いた状態です。
少しずつですが、クリアパーツの曇りも無くなってきました。
今までだと、コンパウンドをクロスに付けて、せっせと磨いてましたが、神ヤスのみでここまで仕上りました。
ここまでで、タミヤ製コンパンド(細目)ぐらいの表面に仕上ってると思います。
次が8000番なのですが、写真を撮り忘れてしまい、最後の10000番になります。
今まで曇っていて、下の布が見えませんでしたが、10000番まで終ると網目もくっきり見えています。
神ヤス高番手1つのアイテムで、ここまで綺麗なクリアパーツになりました。
拘る方は、ここからモデリングワックス等で最終仕上げをすれば、さらに完成度の高いクリアパーツになると思います。
神ヤスの特徴として、水洗いすれば、何度か使用できる耐久性をもっていますし、スポンジも丁度良い硬さで、曲面によく馴染んでくれます。
ここまで良いことだらけの神ヤスですが、流石に白化したゲート後を透明にすることは出来ません。
これは、今までのコンパウンドを使った方法でも同じです。
神ヤスが気になった方は、当店で試用できますので、是非ご利用下さい。