MSVシリーズ「パーフェクトジオング」完成
以前から製作していた「パーフェクトジオング」が完成しました。
9月11日に富士宮市で開催される「ミヤモテン」に展示する予定です。
基本工作については、過去記事を参考にしてください。
ベストメカコレクション「ジオング」は、お碗型のスカートは一体成型で作られていたり、劇中同様に腕が伸びるギミック、ボリュームあるパーツが多いですが、金額を抑えていたり等、意欲的な内容のキットだと思います。
ただ最新のキットと見比べてしまうと、お碗型のスカートが短かったり、全体的にあっさりとした表面、
伸縮ギミックのためか下腕が可動しないなど、問題点もあります。
ただ、欠点ばかり言っていても仕方が無いので、それらは「80年代プラモデルの良さ」として楽しんで頂けたらと思います。
と言っても、設定画を良くトレース出来たキットであり、首や腕の付け方を調整するだけで、スタイルの改善は可能です。
ジオング本体の特に気になる部分は、やはり平手ですね。
ここは、指を4.5mmパイプと2mmのアルミ線で作り直し、表情を付けて固定しました。
親指がやや加工に手間を取るかもしれません。
ジオングとして作るのであれば、残りはスカート内をジャンクパーツなどでデコレーションしてあげれば良いと思います。
ただ、今回はパーフェクトジオング(Pジオング)として作るので、「脚」を作る必要があります。
漫画「プラモ狂四郎」では1/100ドムの脚を付けた物も登場していますが、MSVパッケージの脚を可能な限り再現したいと思います。
使用キットは1/100ドムを使用しましたが、脛の長さが短いので、1/100ゲルググを使うことをオススメします。
基本的には、1/250Pジオングの脚を参考に、1mmプラ板を使って作っていきます。
プラ板での箱組みが苦手な方は、ドムの爪先を落とした端材にプラ板を貼っていくと、綺麗に組みあがります。
Pジオングの特徴としては、脚と同様に上腕のカバーパーツがあります。
ここは1mmプラ板と2mm三角棒を使って製作しました。
三角棒を使うことで、補強も出来ますし、腕のパーツに被せる時のガイドにもありますし、プラ板同士を直角に貼り合わせる事が出来ます。
薄さを必要としないプラ板での箱組みには、三角棒や角棒も併用することをオススメします。
マーキングは、1/144としては存在してませんので、リアルタイプカラードム付属の物を使いました。
これも当然のことながらドム用なので、一部のマーキングについては、切り貼りしながら対応しています。
常連のお客様が製作した「フルアーマーガンダム」と並べると、いかにPジオングが大きいかが分かります。
塗装
■ニュートラルグレーⅢ(ガイア)
■ブルーFS15050(クレオス)
■あずき色(クレオス)
■橙黄色(ガイア)
■ミッドナイトブルー(クレオス)